●飾り雛の風習は江戸時代から
そのお公家さんのような装束から「平安時代」と思いがち。世界的に有名な平安文学「源氏物語」に「ひなあそび」の記述がありますので、「女の子が雛(人形)で遊ぶ」に起源はあるものの、正解はもっと近年、実際に「飾り雛」が定着するのは江戸時代になってからです。
●民間伝承・雛流しの風習
元々の「雛」は祓い(はらい)の撫物(なでもの)。人の身代り、人形(ヒトガタ)に厄災や穢れ(けがれ)を負わせて水に流す「流し雛」。 今ではこの「雛流し」の風習が残る地方は多くありませんが、祓いのヒトガタ、水に流し「素早く消すもの」という記憶があって、「雛祭りが終ったら素早くおひなさまを片づけないとお嫁さんに行き遅れる」と言われるのです。
●おひなさまにも時代の流れ
300年近く続いた江戸時代の間にも「飾り雛」は変遷しました。
古くは「立雛(たちびな)」、その後で「坐雛(すわりびな)」の登場です。「坐雛」も初めは1、2段、屏風に1組のお人形を飾る質素なものでしたが、時代が下り江戸後期になると三人官女、五人囃子も加わり7、8段にもおよぶ派手で豪華な段飾りが主流になっていきました。
●東洋の陶器が好きな西欧の方に
現代では住宅事情もあってか、豪華な段飾りのおひなさまを飾る家は少なくなりました。その代わりに増えたのが平飾りの陶製のおひなさま。これが日本の陶器が大好きな欧米人にも好評です。けれど日本では四季の移り変わりはとても大切なこと、おひなさまも季節が違えばお店には見当たらず、入手できずにがっかりする方もいるのです。
そこで「季節外れだけど理由あって欲しい方」のために、たなごころが「日本からの贈り物 Japanese Elegance」として集めてみました。
おひなさまの「神秘のエピソード」を一言添え、あなたも大事な海外のお友達に、ぜひプレゼントしてください。
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